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スラっとLife

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ノーベル賞受賞の大村智さんってどんな人?受賞理由は?「言うだけでなく、実行しなくては駄目」という言葉が心にしみました。

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http://www.flickr.com/photos/44124479650@N01/8459286843
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北里大特別栄誉教授の大村智(おおむら さとし)さんが、2015年度のノーベル医学生理学賞を受賞されました。昨年、青色発光ダイオードの発明でノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇氏・中村修二氏・天野浩氏に続き23人目の受賞となったそうです。そこで気になるのが、大村智さんの受賞理由とどんな方なのかということ。簡単にまとめてみました。

大村智さんのノーベル受賞理由は?10億人を無償で救う。

http://www.flickr.com/photos/41916075@N06/6946430257
photo by US Mission Geneva


1970年代、大村さんは静岡県内の土壌中で見つけた新種の放線菌から寄生虫を麻痺させる「エバーメクチン」という抗生物質を発見。さらにこの「エバーメクチン」を改良し、米製薬大手メルクと家畜の寄生虫駆除剤「イベルメクチン」を開発したそうです。

さらに「エバーメクチン」は、熱帯の寄生虫によって引き起こされるアフリカなどの風土病「オンコセルカ症」や「リンパ性フィラリア」の悪化や感染を防ぐことが判明。大村さんは、世界保健機関を通して10億人以上に無償提供し、多くの命を救ってきたそうです。

これらの功績が認められ、今回のノーベル医学・生理学賞受賞となったそう。昨年、青色発光ダイオードの発明でノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇氏・中村修二氏・天野浩氏に続きノーベル賞23人目の受賞者であり、ノーベル医学・生理学賞は利根川進氏、山中伸弥氏についで3人目です。

大村智さんはどんな人なのか。


大村さんは山梨県出身の方で、山梨大学を卒業後、東京都立墨田工業高校定時制の教師として5年間勤めた異色の経歴を持つ方だったようです。その後、

29歳で北里研究所に入り、36歳でアメリカに留学したが、帰国前に「戻っても研究費はない」と言われたため、アメリカで製薬会社を回って共同研究を打診した。帰国前、アメリカの製薬会社メルクから、1年で2500万円の破格の研究費提供を受け、動物薬の研究に打ち込んだ。*2

研究に打ち込んでも、結果が出ずに頓挫するものもあるかと思いますが、収益を特許料という形できっちり出しています。

この中でメルク社との共同研究によって発見したアベルメクチン(イベルメクチン)は動物薬として1983 年から今日まで世界の売り上げ第1位をキープし、ピーク時には年間の総売上が約1,000億円、1981 年から今日までは1 兆8,000 億円ほどとなる。*3

研究費の捻出先を自分で開拓し、共同研究まで持ち込み、産学連携で特許料を取得するまでになるというのは、私の想像が及ばないほど、地道な努力の賜物なのだろうと思います。

さらに、イベルメクチンは人用に各国で認可がおりていくのですが、それをメルクは人間用の「メクチザン」として1987年に無償提供を開始し、1995年には世界保健機関(WHO)の制圧プログラムへと繋がっていきます。メルク社は、無償供与したイベルメクチンの製造原価を3,750 億円と発表している*4そうなので、尊いことですね。

信条は「言うだけでなく、実行しなくては駄目」

http://www.flickr.com/photos/62980166@N03/5750162705
photo by SLU Madrid Campus

そんな努力の人、大村さんの信条がライブドアニュースに掲載されていました。

「言うだけでなく、実行しなくては駄目」。それが信条だ。大切にしているのは周りへの気配り、思いやりの心だという。その言葉通り、故郷の山梨県で科学スクールを開き、美術館や温泉施設を建てる社会活動にも取り組んできた。*5

「言うだけでなく、実行しなくては駄目」。誰かに「これをやる」と宣言して退路を断つこと自体、非常に勇気がいることです。それを実行に移して結果を出す。私も日々、地味な作業でもコツコツと続けていかなくてはいけないと改めて考えさせられました。

目立たないけど他の人のためになる存在。そんな存在に私もなっていきたいです。以上、「ノーベル医学・生理学賞受賞の大村智さんってどんな人?「言うだけでなく、実行しなくては駄目」という言葉が心にしみました。」でした。